心と身体のつながり

みなさんは心と身体のつながりを感じたことはあるでしょうか?


私は常日頃から患者さんに、「心が不安だと身体も不安になる。身体が不安だと心も不安になる」ということをよく言っています。


「心配事があると胃が痛く感じる」「腰が痛いと気分が落ち込む」などは経験のある方もいるのではないでしょうか?


一般的に身体の不調に対する施術というのは「筋肉を揉んで緩める」「ストレッチをする」「背骨を矯正する」のようなものをイメージされる方が多いでしょうし、実際我々の業界でもそう考えている医療者・セラピストは多くいます。


そういった医療者・セラピストが多くいるために、患者・顧客に対して不安にさせるような言葉をかけてしまう事例が多くあるのでしょう。


患者・顧客を不安にさせるような言葉でわかりやすいものは、「今骨盤矯正しておかないと一生骨盤が緩んだままだよ」「もう歳だから仕方ないね」「こうなっちゃったらどうしようもないね」などがありますし、実際当院でもこれらの言葉を病院・接骨院(整骨院)・整体などで言われたという患者さんの声はよく聞きます。


そうした言葉で患者・顧客が不安になることで痛みや痺れなど不快感が消えないことも多くありますし、患者・顧客が施術・薬などに精神的に依存してしまう可能性も高くなります。


我々の業界で患者を不安にさせて依存させる手法が横行しているのは「骨盤矯正ビジネス」でしょう。


特に産後の骨盤矯正はひどいもので、「産後すぐに骨盤を矯正しておかないと一生骨盤が開きっぱなしだよ」なんてお決まりのセリフの後に「だからうちの骨盤矯正をやれば骨盤も元通りになるし、回数券を買えばお得だよ」なんてトークに繋げてきます。

(実際にこのトークをテンプレで行なっている施術院の元受付に聞いた話)


患者・顧客の不安を煽って自院のサービスを半ば強制的に選択させる手法は悪質極まりないことで、それによる健康被害なども多く起こっています。


患者・顧客がそういった様々な不利益を被らないように、我々医療者・セラピストは使う言葉の一つ一つに注意をしなければいけません。


選ぶ言葉ひとつで患者・顧客が不安に感じていること(心も不安)を解消できれば、自然と身体の不安も解消されることが多々あります。


ネガティブな言葉よりもポジティブな言葉を。


これは全ての医療者・セラピストが意識すべき課題だと思います。


患者・顧客の不安を取り除くために真に必要なのは、施術のテクニックではなく「不安を感じ取り適切な言葉選びができるセンス」なのかもしれません。


当院では患者様一人一人のご相談に真摯に向き合い、丁寧な説明と丁寧な施術でみなさまの健康の手助けをしています。


お身体に関するお悩みのある方は是非当院へご相談ください。

ごとう接骨院公式HP

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