病院で骨折の治療をした後に接骨院にかかりたい場合の注意点
人間生きていれば骨が折れることもあります。
そんな時、多くの方がまず最初に病院にかかると思います。
もし最初に接骨院にかかった場合でも、応急処置の後は必ず医師の診察を受けなければいけません。
そのため骨折の場合は病院で管理(ギプス固定や経過観察)するのが一般的です。
日数が経過すれば折れた骨はくっ付きますが、レントゲン上で骨が完全にくっ付いても痛みや動かしにくさが残ることがあります。
その場合に接骨院での治療を希望する人もいますが、これには大きな注意点があります。
それは「接骨院で骨折後の治療をすることを医師が同意しなければいけない」ということです。
病院で骨折の管理をしているということは、医師の管理下に置かれている状態ということです。
「同意」とは「意見・求めなどに対して賛成・承諾すること」を言いますが、患者さんが医師に「残っている症状の治療を接骨院で受けたい旨」を伝え(口頭でも文章でも可)、それに対して医師が「同意」した場合のみ、接骨院で骨折後の施術が可能になります。
逆に、医師が同意しなかった場合は我々柔道整復師は骨折後の施術は行えません。
これは健康保険を使う場合でも使わない場合でも同じです。
医師の同意なく骨折の治療を勝手に行うのは「医師法違反」となるため、必ず医師の同意を得る必要があります。
当院でも骨折後の治療を患者さんから依頼されることはよくありますが、実際に当院で施術ができるかどうかは骨折を管理していた医師によります。
頑なに同意しない医師もいますし、快く同意してくれる医師もいます。
そのため実際に医師に聞いてみないと接骨院で骨折後の施術ができるかどうかはわかりません。
当院は法律に則って施術を行うので、同意が得られない骨折に関しては一切の施術を行わないということに注意してください。
(同意が得られれば喜んで施術します)
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